保育園ブログ

卒園おめでとう!~ゆり組(5歳児)の集大成~

令和5年3月25日(土)第4回卒園式は5歳児が「宇宙」をテーマに取り組んできたアート活動の共同作品で、「宇宙空間」になった遊戯室で行いました。

5歳児保育室に飾っていた作品も通路に展示しました。

卒園制作は「ゆりぐみのおもいで」を共同で制作したジオラマ作品。

桜の下で食べたお弁当、長いローラー滑り台、カエルを見つけた池など沢山の楽しかったことを皆で話し合い、どうやって表現するかを考えながら制作に取り組みました。

水が冷たかった手植えでの田植えの想い出・・・

楽しかった雪山でのそりすべりも思い思いに工夫を凝らして制作しました。

19名で最後のお集まり。「ドキドキしたけど楽しかった」と緊張した証書授与について感想を話す様子から、皆で一緒にひとつの目標に取り組んで、やり遂げた達成感が感じられました。

子どもたちがいろいろな活動を通して「自分の気持ちを相手に伝えること」「相手の気持ちを考えること」の大切さを知ることができたり、沢山の活動を実現することができたのは保護者の皆様のご理解ご協力のお陰です。本当にありがとうございました。

また、地域の方々の温かいお見守りがあって充実した活動に繋がっていることにも本当に感謝です。小学校でも身近な人との関わりを大切にいろいろなことに挑戦してほしいと思います。保育園から応援しています!!

 

手倉田保育所からのバトン~当時の1歳児が卒園を迎えました~

手倉田保育所から民営化し、手倉田くじら保育園初めての卒園式を行った令和2年3月はコロナ禍の始まりの時期でもありました。

本来ならば手倉田保育所時代に子どもたちの育ちを見守り続けてくださった職員の皆様に共に卒園児の巣立ちをお祝いしていただきたい想いがありましたが、コロナ禍ゆえに叶わず、規模を縮小しても「式の実施」を第一とした第1回卒園式でした。

あれから3年が経ち、マスク着用は「個人の判断が基本」となった令和5年3月、手倉田保育所で1歳児だった子どもたちが卒園を迎えました。

1歳児クラスは日毎に行動範囲が広がり、興味関心を存分に探索することが楽しい時期で、朝に出来なかったことも午後に出来るようになっていたり・・・と成長著しい時期でもあります。想いがどんどん溢れてくるけれど、言葉で思うように伝えられなかったり、伝わらない思いから甘えが強くなったり・・・と子どもも大人も全身で思いを受け止めることに全力を注ぐ時期に一緒に過ごした日々はかけがえのないものです。(どの年齢でもそうなのですが)

卒園式に向けて取り組む5歳児の姿を見ながら、沢山お世話になった先生方に成長した姿を見ていただきたい思いが強くなり、当時の先生方が現在所属されている保育所の所長先生に「卒園式の総練習にいらしていただけないか」と相談したところ、ふたつ返事で快諾いただき、来園していただきました。

総練習当日、子どもたちに「みんなが小さい時に沢山、抱っこしたり、お世話してもらった先生方だよ」と紹介すると、恥ずかしがりながらも本番に向けての期待が高まり、張り切って取り組む様子が見られました。

来園された先生方から「子どもたちの成長した姿に感激した」と温かい言葉をいただき、胸がいっぱいになっていたところに、普段は恥ずかしがりのTくんがやってきて「S先生、バイバイ」と挨拶する姿を見て、バトンが繋がっていると感じ、とても嬉しい日になりました。

明日の卒園式も沢山の方々の想いに感謝し、子どもたちの巣立ちをお祝いしたいと思います。

 

はじめての発表会~0・1・2歳児~

3年振り開催の3歳未満児発表会。0・1・2歳児共に初めての発表会となり、感染症対策で年齢別入替制で実施しました。

●0歳児(たんぽぽ組)

見るもの、聞くもの、触るもの・・・日常の全てが新しく新鮮な0歳児(たんぽぽ組)では、あやされて笑ったり、喃語があらわれたりなど人との関わりのなかで思い思いに表現することを楽しめるよう、様々な遊びを取り入れて過ごしています。

そんな日頃の様子から子どもたちが大好きな絵本や手遊び歌を楽しむ様子を発表会に取り入れました。

 絵本のシーンを真似てからだを動かしたり、お気に入りの場面で指さしをしたり、声を出したり、「あか」などの言葉もそれらしく話したりするいつも楽しんでいるやりとりをステージ上で披露しました。

 最後はお家の方と一緒に子どもたちが普段楽しんでいるふれあい遊びを楽しみ、終始和やかな雰囲気で「はじめての発表会」を終了しました。

●1歳児(ちゅうりっぷ組)

いろいろな大人との関わりを通して語りかけられた言葉を真似るようになり、やりとりすることも楽しみながら沢山の言葉を吸収し、名前を言うこともできるようになりました。お友だちの名前を呼んで一緒に遊んでいる様子から、名前を言うこと、「おべんとうばこの歌」の手遊び歌を発表しました。

また、歩く、走ることから段差の登り降りやジャンプすることも楽しんでいる様子から室内用すべり台の登り降りに挑戦しました。

最後は音楽に合わせて子どもたちの手作りマラカスを鳴らしたり、からだを動かすことを発表しました。

●2歳児(ひまわり組)

ジャングルジムの登り降りから鉄棒などにぶら下がることもできるようになり、砂場などの囲いの上を歩く遊びの経験から平均台の上もあるくことができるようになりました。できるようになったことが嬉しくて「見ててね!」と話したり、できた時には「ほら、すごいでしょ!」と誇らしそうな表情で教えてくれる様子から運動遊びの発表を行いました。

当日は沢山のお家の方の前で恥ずかしがり保育者に抱っこを求める様子も見られました。

いつも楽しんでいる跳び箱からのジャンプに誘う保育者の声がけに「やらない」と教えてくれるやりとりでは、泣いて嫌がるのではなく、やりたくない気持ちも言葉でお話してくれる様子が見られていました。

恥ずかしがりながらも挑戦し、待っていた保育者のもとに駆け寄る時の表情は、はにかみつつも挑戦できた喜びで嬉しそうでした。

また、年長のお姉さんたちが発表会で披露した踊りを見てから憧れて衣装を身につけて楽しんでいた踊りも披露しました。

最後は「どんな色が好き」の歌をみんなで一緒に歌いました。手作りマイクの持ち方も素敵でした!

当園では乳幼児期に大人との情緒的な絆を形成し、大切にしてもらえる経験から「ありのままの自分」でよいことを実感し、安心感に包まれて生活するなかで子どもたち一人一人が安心して「自分の思いを表現すること」を大切にしています。「やってみたい」ことはもちろん、「やりたくない」ことも安心して伝えられるよう子どもたちの思いをしっかり受け止めていきたいと思います。

 

雪山に行ってきました!~5歳児~

ゆり組(5歳児)で、みやぎ蔵王白石スキー場に出かけてきました。

人数分ではなく限られた数のそりも「一緒にしよう」と誘い合って楽しむ子どもたちです。

まだ雪が少なかったものの、「かまくらをつくろう!」とみんなで協力して雪を集め始めました。

完成したかまくらの前でポーズ!

冬ならではの雪山の自然に触れる園外活動では、のびのびと身体を動かして遊ぶことと公共の場を利用することでいろいろなルールを知る機会として取り組んでいます。

「自分たちだけが楽しい」ではなく、いろいろな方が利用する場で皆が楽しく過ごすために守らなければいけないことがあることを知り、様々な場面で子どもたち自身で「どうしたらよいのか?」と考えることに繋げていきたいと思います。

ひまわり組(2歳児)の発表会ごっこ♬

新春のお慶び申し上げます。本年も子どもたちが安心して元気に楽しく園生活を過ごし、沢山の経験を重ねながら健やかに成長していけるよう職員一同、保育に努めて参ります。

12月の3歳以上児発表会を見学してから、ひまわり組(2歳児)では発表会ごっこがあちこちで見られるようになりました。

歌ったり踊ったりすることを楽しむ子どもたちに発表会が終わった3歳以上児クラスから小道具を借りてきたところ、カラフルな衣装や新体操のリボンのような小道具など、好きなものを手に取り遊び始めていました。

5歳児が発表した筋トレをブロックで再現したり・・・

ランニングマシーンを真似て見たり・・・と思い思いに表現する様子が見られていました。

遊んでいるうちにお人形に衣装を着せて並べたり、ままごと用の椅子で幕を表現したり、どんどん遊びが発展してきて・・・

絵本でギャラリーも表現する様子が見られました。お兄さん、お姉さんたちの発表会を見てから広がり始めた発表会ごっこはどんどん変化しながら楽しむ様子が見られています。

3歳未満児(0・1・2歳児)の発表会は日頃楽しんでいる遊びからクラス毎に表現遊びや歌遊びなどを発表する予定です。

当園では3歳以上児クラスで「子どもたち自身が考えること」を大切にしていますが、子どもたち自身が考えるために3歳未満児クラスは「安心して自分の思いを表現すること」を大切にしています。

子どもたち一人一人が安心して生活するなかで自分のペースで想いを表現してくれる様子を保育者が丁寧に受け止め適切に応えていく関わりを積み重ねることを大切にしています。子どもたちが安心して「ありのままの自分でいいんだ」と大切にしてもらえる経験から自分は愛されるべき存在であることを実感し、安心して自分のペースで自分の思いを表現し、好奇心や探求心に誘われ、おおいに遊ぶこと楽しみながら、やりたいことを体験(挑戦)する経験を重ね、「考える力」へと繋げていきたいと思います。

 

 

 

本気の海賊ごっこ!~ゆり組(5歳児)VS保育者~

絵本「ダンプえんちょうやっつけた」から始まったゆり組(5歳児)の海賊ごっこ。

発表会の創作劇では海賊になった子どもたちが一致団結する場面でフィナーレするストーリーでしたが、発表会前日に担任から子どもたちに「本気の海賊ごっこをしよう!」と挑戦状を送っていました。

手紙を読んだ子どもたちはすぐに剣づくりをはじめました。

発表会後の週明け、こども19人VS保育者3人でいざ勝負!

海賊ごっこのルールは①2かいきられたらしぬ(たおれる)。1かいではしなない。

②しんでもいきている人がタッチしてくれたら生き返る。

保育者が2勝したところで、こどもたちの団結がより一層強くなり「絶対、負けないぞ!」と全力で挑み・・・

 見事、子どもたちが勝利してお宝を手にしました!

お宝は色とりどりの鉱物でした。お互いの鉱物を見せ合いながら何で出来ているのか・・・と興味が広がり始めている子どもたちです。

日頃遊んでいた海賊ごっごから発表会の創作劇へと繋がり、発表会後は本気の海賊ごっこを行ったりと、子ども達が楽しんでいることを保育者も一緒に楽しみながら遊びや活動が発展していくよう保育活動に取り組んでいます。

大人が本気で楽しむことで子どもたちもより楽しんで思い切り遊び、その充実感から更なる意欲が育まれているように感じています。

2023年も子どもたちが安心して自分の思いを表現すること、やりたいと思うことに安心して挑戦できるよう支援していきたいと思います。

がんばれ!ゆりかいぞく~ゆり組(5歳児)発表会から~

絵本が大好きなゆり組(5歳児)の子どもたちは「ダンプえんちょうやっつけた」の絵本を見て海賊ごっこが始まりました。そんなクラスの日常から発表会に向けて創作劇を子どもたちと話し合い、絵本のあらすじも子どもたちが紹介しました。

普段からいろいろなことを子どもたちと話し合うなかで自分の気持ちを伝えたり、相手の想いを知り、考えたり、折り合いをつけたり・・・と葛藤も経験しながら成長している様子を伝えたい想いから実際の子どもたちの話し合いの様子や言葉を取り入れました。

発表する曲を決める過程では歌いたい歌を子どもたちの話し合いで決めることができましたが、やりたいことをやるだけではなく、相手の気持ちへの気づきに繋げたい想いから「聞いている人はどんな気持ちになるのかな?」と子どもたちに問いかけました。再度話し合いを始めた子どもたちは「やりたいことをやる」だけではなく、「聞いている人の気持ち」を考え始め、子どもたちから「もう1回、考えよう」「みんなが知っていて、楽しく歌える曲を考えよう」と話し合い、発表会で歌う曲が決まりました。

内容が決まるまでに話し合いを重ねた子どもたちですが、決まってからは小道具づくりなど目的意識を持って取り組む頼もしい様子が見られていました。

緊張してセリフが言えない友だちの側にそっと行き「一緒に言おう」と誘う姿や、セリフが言えた時に拍手したり、出番前に子ども同士でタイミングを確認しあったり、仲間の苦手な部分を助け合う様子が頼もしい発表になりました。

5歳児では子ども同士でやりたいことを話し合うなかで意見の違いでぶつかることも経験し、何度も話し合いを重ねてきたことで子どもたち自身で気づくことや相手のやり方を知ろうとしたりしながら仲間と協力して取り組むようになってきました。

今回の発表会の取り組みを通して「やりたいこと、考えたことを実現するために仲間と協力して工夫する力」が育まれている様子がより感じられたことを嬉しく思います。これからも友だちと一緒に楽しみながら就学に向けての取り組みも行っていきたいと思います。

むしたちのコンサート♬~4歳児(ばら組)発表会紹介~

ばら組(4歳児)子どもたちは昨年度から虫探しに夢中になり、季節の移り変わりと共に様々な虫の観察や捕獲、飼育を行うなかで観察しながら描いたり、散歩や園外活動に友だちと協力して大型作品制作に取り組んだり・・・と「生き物づくし」で過ごしてきました。

そんな子どもたちと大好きな「虫」を題材にした劇で虫の動きを表現したり、セリフや楽器演奏を発表しました。

身体全体でバッタやカマキリの動きを生き生きと表現するこどもたち。

大きな木を動かしてヘラクレスの力強さを表現したり・・・

ちょうちょは大好きな花に触れる様子を表現しました。

最後の歌「てのひらをたいように」は春からずっと親しんできた沢山の虫たちとの出会いと別れを通して「いのち」について考える機会もあった子どもたちと一緒にみんなで歌いたいと思い選びました。

日々の園生活で好きなことを楽しむなかでは子ども同士で教え合い、協力する力も育まれています。

時には思いがぶつかりあうことでのトラブルも経験していますが、その経験もクラスでの話し合いの材料とし、みんなで考える機会も設けています。子どもたちと話し合い、一緒に考えていきながら友だちと一緒に取り組む活動での達成感や充実感を味わうことや仲間と一緒に過ごすために守らなければいけないルールについて知り、子どもたち自身で必要と感じ、考えて行動できるように支援していきたいと思います。

ももぐみ☆すいぞくかん~3歳児(もも組)発表会紹介~

3歳以上児発表会の3歳児(もも組)の様子をご紹介します。

子どもたち一人一人が好きな「海の生き物」になり、その動きを思い思いに表現することを楽しむ様子を「ももぐみ☆すいぞくかん」と題して発表しました。

絵本や図鑑で興味を持った「海の生きものたちの動き」について話し合い、子どもたちが知っている動きや映像を見て知った動きをピアノの音に合わせて思い思いに表現する遊びでは、子ども同士で教え合ったり、「もう1回やりたい」と声が上がる程、楽しい活動になりました。

身体全体を使って動きを表現したチンアナゴ。

くるくる回ることを楽しんだクラゲたちはお友だちと一緒に「なべなべそこぬけ」を披露しました。

腕を使って動くことでアシカやイルカを表現したり・・・

つま先をあげて歩いて登場したペンギンは平均台渡りを披露しました。

背景は子どもたち一人一人が描いた「海の生き物」で、もも組ならではの「海の世界」を表現しました。

運動会の時よりも自信を持って人前で発表する様子や「友だちと一緒に遊ぶことが楽しい気持ち」が」表れていた発表の最後には、みんなで「あしたもともだち」を歌いました。

当園での園外活動は子どもたちが興味関心を持ったことを一緒に楽しみながら、子どもたちの様子に応じて計画し、興味が高まっている時に体験する機会を設けるようにしています。

今回は水族館見学を計画するもコロナ流行のため延期となりましたが、制限があっても園内で出来ることは何かを考えながら子どもたちと一緒に楽しみ、やりたいことを実現する楽しさや工夫する面白さを経験し、子どもたち自身にやりたいことを実現する力があることを実感してほしいと思います。

これからも子どもたちが安心してのびのびと自分の思いを表現し、様々な経験を重ねていけるよう、子どもたちと一緒に楽しんでいきたいと思います。

 

実りの秋2022~田んぼで塩むすびが食べたい!~

5歳児が稲刈りした稲は無事に干し終わり、子どもたちが「籾すり」を行いました。

①集めたお米をすり鉢に入れ、軟式野球ボールでコロコロすると・・・籾殻(もみがら)がお米からはがれ落ちます。

②籾殻をうちわであおいで飛ばします。

③すり鉢に残った玄米を集めたものがこちらです。

④精米した新米は子どもたちと話し合い、田んぼで「塩むすび」を食べたいと意見がまとまりました。

 田んぼを貸してくださった地域の方にお願いすると快く承諾していただき、収穫後の田んぼで味わうことができました。

お弁当は給食室で新米を塩むすびに、おかずは給食の鶏の竜田揚げ、切り干しサラダ、オレンジに5歳児が育てていたレモンを添えて作りました。

出来たてのお弁当を届けたところ、帰ってきた子どもたちから「お弁当を届けてくれてありがとう」という声が聞かれました。

子どもたちが考えたこと、やりたいことの実現には地域の方や給食室職員からの協力があって実現できています。

やりたいことが実現できた達成感を味わった後に芽生えた「ありがとう」の気持ちが、いろいろな人に助けられていることが子どもたちに伝わっていると感じられ、とても嬉しく思いました。地域の皆様に感謝です。

※5歳児が収獲した新米は来週から給食提供し、全園児で味わう予定です。