2022年11月の記事一覧

実りの秋2022~田んぼで塩むすびが食べたい!~

5歳児が稲刈りした稲は無事に干し終わり、子どもたちが「籾すり」を行いました。

①集めたお米をすり鉢に入れ、軟式野球ボールでコロコロすると・・・籾殻(もみがら)がお米からはがれ落ちます。

②籾殻をうちわであおいで飛ばします。

③すり鉢に残った玄米を集めたものがこちらです。

④精米した新米は子どもたちと話し合い、田んぼで「塩むすび」を食べたいと意見がまとまりました。

 田んぼを貸してくださった地域の方にお願いすると快く承諾していただき、収穫後の田んぼで味わうことができました。

お弁当は給食室で新米を塩むすびに、おかずは給食の鶏の竜田揚げ、切り干しサラダ、オレンジに5歳児が育てていたレモンを添えて作りました。

出来たてのお弁当を届けたところ、帰ってきた子どもたちから「お弁当を届けてくれてありがとう」という声が聞かれました。

子どもたちが考えたこと、やりたいことの実現には地域の方や給食室職員からの協力があって実現できています。

やりたいことが実現できた達成感を味わった後に芽生えた「ありがとう」の気持ちが、いろいろな人に助けられていることが子どもたちに伝わっていると感じられ、とても嬉しく思いました。地域の皆様に感謝です。

※5歳児が収獲した新米は来週から給食提供し、全園児で味わう予定です。

手倉田アート2022共同作品、完成!!

●手倉田アート活動の取り組み

当園は手倉田保育所(1975年設立)を2019年に社会福祉法人くじらが引き継ぎ、民営化した保育園です。

45年間の先人の想い、園を巣立った子どもたちや大人の想い出が詰まった歴史ある建物と共に「手倉田保育所が歩んだ歴史や沢山の想い出をくじらが紡いでいこう」と、どんなことが子どもたちと出来るだろうかと考えました。

歴史ある建物ゆえにいろいろなところに歴史の痕跡が見受けられるのは「建物の味」でもあり、いい具合に凸凹している壁は巨大キャンバスに見立てられるのでは・・・。「手倉田くじら保育園みんなの想いをおもいっきりぶつけよう!」と5歳児親子による手倉田アート活動が始まりました。

●2022年のテーマ「宇宙」

アート活動3年目、今年の5歳児は昨年度から「5歳児になったら・・・」とアート活動について話し合いを始め、絵本「わんぱくだんのはしれいちばんぼし」から宇宙への興味が芽生えたことから「宇宙」にテーマが決定しました。

4月から保育室の壁塗りから始まり、球体の惑星づくり、ブラックホールやロケットづくり・・・と「やりたいこと」を次々に考える子どもたちの思いから天文台やSL見学にも出かけました。

子どもたちの盛り上がりから今年はホール全体を使ってアート活動を行い、理事長に参加していただき完成披露の除幕式を行いました。

●手倉田アート2022活動を通しての気づき

当園では活動に取り組むにあたり、子どもたちと話し合うことを大切にしています。話し合いを行う中では思いの行き違いからぶつかることもありました。その中で「自分の考えを伝えること」「相手に伝えるためにはどうしたらよいか」を考える機会になりました。また、相手の考えを理解するために相手の話を聞こうとする姿、相手のやり方を理解して一緒にやってみたりと協力する姿も見られるようになりました。

長期に渡っての活動を通して、目的を持って活動に取り組む子どもたちはとても生き生きとした表情が見られ、生活面でも目的意識を持って取り組む姿に頼もしい成長が感じられました。

仕掛け公開日、平日の午後ではありましたが参加いただいた保護者の方から「子どもたちが喜ぶ姿が見られてよかった」「誘ってもらってよかった」「大人も楽しかった」などの声や、お迎え時に見ていただいた保護者の方々からも完成を喜ぶ声や「感動しました」と声をかけていただきました。

●手倉田アート活動への想い

当園では「子どもたち一人一人が安心して生活すること」「安心して自分の思いを表現すること」を大切にしています。子どもたち自身が大事にされていること、ありのままでよいことを実感し、生活するなかで安心して自分の思いを表現しながら「やりたいことを考える力」「やりたいことを実現する力」を育んでいきたいと考えています。

5歳児の活動を通して、4歳児も子どもたち自身でやりたいことを考える活動が増えてきています。

2歳児、3歳児もやりたいことを思いきり楽しみ、自分の思いをのびのびと表現する様子が伺えています。

0歳児、1歳児も安心して思い思いに表現してくれる様子を丁寧に受け止めていくなかで、子どもたちのペースで表現することが増えている様子に日々の成長を感じ、とても嬉しく思います。

これからも日々の活動を通して「やりたいことを考える力」「実現するために行動する力」を大切にしていきたいと思います。

 

 

手倉田アート2022~親子活動編~

手倉田アート活動3年目の今年は共同作品と5歳児親子で「わたしのほし(惑星)」を描こうと計画しました。

話し合いを重ねた子どもたちの描いた下絵をもとにホール西側の壁面に拡大してステンシルの仕掛けを準備しました。

親子アートイベントで2グループに分かれて絵具遊びを行う予定がコロナ禍で延期となり、改めて日程調整するもコロナ影響で実施できず・・・。

どうしたら実施できるかを検討し、「お迎えの時間に個別に行うのはどうだろうか」と5歳児保護者の皆様に呼びかけたところ、快くご協力いただき家庭毎に実施することができました。

お迎え時の活動のため保護者の皆様にはレインコートを準備しました。

限られた時間ではありましたが楽しみにしていた子どもたちはもちろん、保護者の方からも「楽しかった」と嬉しい声をかけていただきました。

絵具遊びの次はステンシルのマスキングテープを剥がし。描いた部分まで剥がれないように慎重に取り組んでいました。

親子作品スペースは子どもたちと剥がしましたが、正面の共同作品は職員が剥がしたため子どもたちはまだ見ていません。仕掛け公開日に皆で一緒に完成作品を見たいと思います。

※実はホール東側の壁面にも仕掛けがあるんです。これがどう変化するのか、11月17日(木)の公開をお楽しみにしていてください!仕掛け公開まで、あと7日です。

 

手倉田アート活動2022~共同作品公開日決定!~

ホール壁面に5歳児で共同作品制作に取り組んで3年目。

今年は「宇宙」をテーマに保育室壁面への色遊びから共同作品の他に親子作品スペースも設定しました。

7月に5歳児親子での活動を計画していましたが、コロナ第7波の影響でやむなく延期となり・・・。その中でも子どもたちの活動への意欲は高まり続けていたので保育活動の中で取り組みました。

①仕掛けの上から宇宙をイメージした藍色を塗って準備しました。

②はじめは刷毛を使って、しぶきを飛ばして色づけしていきました。

③2回目は絵具を直接投げたり、手を使って色遊びを楽しみました。

手で色づけするうちに、やっぱり足も使いたい子どもたちです。思い思いに手足を使ってたっぷり感触を楽しみました。

④仕上げはスポンジボールに好きな色を含ませてから壁に投げていきました。

⑤投げる毎に壁が色とりどりの模様が出現する変化に夢中になる子どもたちでした。

⑥2回目の色遊び後の壁面です。

⑦スポンジボールなどで色づけした壁面です。

 ⑧現在、ステンシルを剥がして完成作品の公開準備中です。公開は11月17日(木)15時30分からを予定しています。

 参加できる5歳児保護者の皆様にもご参加いただき、今年の共同作品をお披露目したいと思います。

 公開の様子はHPでご紹介いたしますので、お楽しみにしていてくださいね。

※また、親子作品スペースの活動の様子は後日、ご紹介いたします。