保育園ブログ

本気の海賊ごっこ!~ゆり組(5歳児)VS保育者~

絵本「ダンプえんちょうやっつけた」から始まったゆり組(5歳児)の海賊ごっこ。

発表会の創作劇では海賊になった子どもたちが一致団結する場面でフィナーレするストーリーでしたが、発表会前日に担任から子どもたちに「本気の海賊ごっこをしよう!」と挑戦状を送っていました。

手紙を読んだ子どもたちはすぐに剣づくりをはじめました。

発表会後の週明け、こども19人VS保育者3人でいざ勝負!

海賊ごっこのルールは①2かいきられたらしぬ(たおれる)。1かいではしなない。

②しんでもいきている人がタッチしてくれたら生き返る。

保育者が2勝したところで、こどもたちの団結がより一層強くなり「絶対、負けないぞ!」と全力で挑み・・・

 見事、子どもたちが勝利してお宝を手にしました!

お宝は色とりどりの鉱物でした。お互いの鉱物を見せ合いながら何で出来ているのか・・・と興味が広がり始めている子どもたちです。

日頃遊んでいた海賊ごっごから発表会の創作劇へと繋がり、発表会後は本気の海賊ごっこを行ったりと、子ども達が楽しんでいることを保育者も一緒に楽しみながら遊びや活動が発展していくよう保育活動に取り組んでいます。

大人が本気で楽しむことで子どもたちもより楽しんで思い切り遊び、その充実感から更なる意欲が育まれているように感じています。

2023年も子どもたちが安心して自分の思いを表現すること、やりたいと思うことに安心して挑戦できるよう支援していきたいと思います。

がんばれ!ゆりかいぞく~ゆり組(5歳児)発表会から~

絵本が大好きなゆり組(5歳児)の子どもたちは「ダンプえんちょうやっつけた」の絵本を見て海賊ごっこが始まりました。そんなクラスの日常から発表会に向けて創作劇を子どもたちと話し合い、絵本のあらすじも子どもたちが紹介しました。

普段からいろいろなことを子どもたちと話し合うなかで自分の気持ちを伝えたり、相手の想いを知り、考えたり、折り合いをつけたり・・・と葛藤も経験しながら成長している様子を伝えたい想いから実際の子どもたちの話し合いの様子や言葉を取り入れました。

発表する曲を決める過程では歌いたい歌を子どもたちの話し合いで決めることができましたが、やりたいことをやるだけではなく、相手の気持ちへの気づきに繋げたい想いから「聞いている人はどんな気持ちになるのかな?」と子どもたちに問いかけました。再度話し合いを始めた子どもたちは「やりたいことをやる」だけではなく、「聞いている人の気持ち」を考え始め、子どもたちから「もう1回、考えよう」「みんなが知っていて、楽しく歌える曲を考えよう」と話し合い、発表会で歌う曲が決まりました。

内容が決まるまでに話し合いを重ねた子どもたちですが、決まってからは小道具づくりなど目的意識を持って取り組む頼もしい様子が見られていました。

緊張してセリフが言えない友だちの側にそっと行き「一緒に言おう」と誘う姿や、セリフが言えた時に拍手したり、出番前に子ども同士でタイミングを確認しあったり、仲間の苦手な部分を助け合う様子が頼もしい発表になりました。

5歳児では子ども同士でやりたいことを話し合うなかで意見の違いでぶつかることも経験し、何度も話し合いを重ねてきたことで子どもたち自身で気づくことや相手のやり方を知ろうとしたりしながら仲間と協力して取り組むようになってきました。

今回の発表会の取り組みを通して「やりたいこと、考えたことを実現するために仲間と協力して工夫する力」が育まれている様子がより感じられたことを嬉しく思います。これからも友だちと一緒に楽しみながら就学に向けての取り組みも行っていきたいと思います。

むしたちのコンサート♬~4歳児(ばら組)発表会紹介~

ばら組(4歳児)子どもたちは昨年度から虫探しに夢中になり、季節の移り変わりと共に様々な虫の観察や捕獲、飼育を行うなかで観察しながら描いたり、散歩や園外活動に友だちと協力して大型作品制作に取り組んだり・・・と「生き物づくし」で過ごしてきました。

そんな子どもたちと大好きな「虫」を題材にした劇で虫の動きを表現したり、セリフや楽器演奏を発表しました。

身体全体でバッタやカマキリの動きを生き生きと表現するこどもたち。

大きな木を動かしてヘラクレスの力強さを表現したり・・・

ちょうちょは大好きな花に触れる様子を表現しました。

最後の歌「てのひらをたいように」は春からずっと親しんできた沢山の虫たちとの出会いと別れを通して「いのち」について考える機会もあった子どもたちと一緒にみんなで歌いたいと思い選びました。

日々の園生活で好きなことを楽しむなかでは子ども同士で教え合い、協力する力も育まれています。

時には思いがぶつかりあうことでのトラブルも経験していますが、その経験もクラスでの話し合いの材料とし、みんなで考える機会も設けています。子どもたちと話し合い、一緒に考えていきながら友だちと一緒に取り組む活動での達成感や充実感を味わうことや仲間と一緒に過ごすために守らなければいけないルールについて知り、子どもたち自身で必要と感じ、考えて行動できるように支援していきたいと思います。

ももぐみ☆すいぞくかん~3歳児(もも組)発表会紹介~

3歳以上児発表会の3歳児(もも組)の様子をご紹介します。

子どもたち一人一人が好きな「海の生き物」になり、その動きを思い思いに表現することを楽しむ様子を「ももぐみ☆すいぞくかん」と題して発表しました。

絵本や図鑑で興味を持った「海の生きものたちの動き」について話し合い、子どもたちが知っている動きや映像を見て知った動きをピアノの音に合わせて思い思いに表現する遊びでは、子ども同士で教え合ったり、「もう1回やりたい」と声が上がる程、楽しい活動になりました。

身体全体を使って動きを表現したチンアナゴ。

くるくる回ることを楽しんだクラゲたちはお友だちと一緒に「なべなべそこぬけ」を披露しました。

腕を使って動くことでアシカやイルカを表現したり・・・

つま先をあげて歩いて登場したペンギンは平均台渡りを披露しました。

背景は子どもたち一人一人が描いた「海の生き物」で、もも組ならではの「海の世界」を表現しました。

運動会の時よりも自信を持って人前で発表する様子や「友だちと一緒に遊ぶことが楽しい気持ち」が」表れていた発表の最後には、みんなで「あしたもともだち」を歌いました。

当園での園外活動は子どもたちが興味関心を持ったことを一緒に楽しみながら、子どもたちの様子に応じて計画し、興味が高まっている時に体験する機会を設けるようにしています。

今回は水族館見学を計画するもコロナ流行のため延期となりましたが、制限があっても園内で出来ることは何かを考えながら子どもたちと一緒に楽しみ、やりたいことを実現する楽しさや工夫する面白さを経験し、子どもたち自身にやりたいことを実現する力があることを実感してほしいと思います。

これからも子どもたちが安心してのびのびと自分の思いを表現し、様々な経験を重ねていけるよう、子どもたちと一緒に楽しんでいきたいと思います。

 

実りの秋2022~田んぼで塩むすびが食べたい!~

5歳児が稲刈りした稲は無事に干し終わり、子どもたちが「籾すり」を行いました。

①集めたお米をすり鉢に入れ、軟式野球ボールでコロコロすると・・・籾殻(もみがら)がお米からはがれ落ちます。

②籾殻をうちわであおいで飛ばします。

③すり鉢に残った玄米を集めたものがこちらです。

④精米した新米は子どもたちと話し合い、田んぼで「塩むすび」を食べたいと意見がまとまりました。

 田んぼを貸してくださった地域の方にお願いすると快く承諾していただき、収穫後の田んぼで味わうことができました。

お弁当は給食室で新米を塩むすびに、おかずは給食の鶏の竜田揚げ、切り干しサラダ、オレンジに5歳児が育てていたレモンを添えて作りました。

出来たてのお弁当を届けたところ、帰ってきた子どもたちから「お弁当を届けてくれてありがとう」という声が聞かれました。

子どもたちが考えたこと、やりたいことの実現には地域の方や給食室職員からの協力があって実現できています。

やりたいことが実現できた達成感を味わった後に芽生えた「ありがとう」の気持ちが、いろいろな人に助けられていることが子どもたちに伝わっていると感じられ、とても嬉しく思いました。地域の皆様に感謝です。

※5歳児が収獲した新米は来週から給食提供し、全園児で味わう予定です。